名刺入れの修理

修理のご依頼をいただきました。

こちらが、名刺入れです。

修理のご依頼のあった商品がこちらです。

今回、修理のご依頼をいただいた商品には、Dカンを取付ける仕様変更を施したものですが、Dカンが取れています。

Dカンを取り付けていた耳の部分が切れています。

この部分は、テンションがかかる場所でもあり、経年によるものです。

修理開始

では、早速、修理をしていきます。

今回、予防的に、バネホックの取り替えも行います。

全ての縫い糸をほどいていきます。

革に傷をつけないよう、慎重に行います。

ほどき終わりましたら、バネホックを取り外します。

新しいバネホックを取り付けます。

その後、新しい耳とDカンを取り付け、縫っていきます。

縫い終わると、クリーナーで革の表面の汚れを取り、オイルを塗布して完成です。

出来上がりの写真を撮り忘れてしまいました。。すみません。

K’s Cuoioの商品は、基本永久無料修理です。

とは言え、革が破れるなど修理不能な場合もございます。

ご相談をいただければと存じます。

修理を終えて

本来、修理をせずにずっと使えればいいのですが、それは難しいことだと思います。

今回、修理のご連絡をいただき、非常に嬉しくなりました。

と言うのも、3年4ヶ月ぶりの再開。

どんな風になっているのか、期待と不安！

糸もほつれることなく、革も破れず、革の表面は艶やかなアメ色に。

例えるなら、成長した我が子に会う心境でした。

これからも長く使える一品をお届けできればと思っております。