「ヌメ革の魅力と個性 ― 自然素材だからこそ生まれる表情」
「ヌメ革の魅力と個性 ― 自然素材だからこそ生まれる表情」
K’s Cuoioでは、自然の風合いを大切にした「植物性タンニン鞣しのヌメ革」を使用しています。
この革は、使うほどに深みと艶を増し、使う人とともに育っていく素材です。
しかしその一方で、天然素材ならではの「傷」や「シワ」、「血筋」などが見られることがあります。
今回は、この“ヌメ革の個性”について、少し詳しくお話ししたいと思います。
■ ヌメ革とは
ヌメ革は、植物の渋(タンニン)を使って時間をかけて鞣された牛革です。
化学薬品を使わず、自然の力で仕上げるため、革本来の風合いや香り、そして「経年変化(エイジング)」を楽しむことができます。
■ 天然素材だからこその「個性」
ヌメ革は、自然の牛の皮をそのまま活かしているため、以下のような表情が見られることがあります。
- ・牛が生きていたときについた小さな傷
- ・皮膚の下を通る血筋(血管のあと)
- ・乾燥や摩擦によってできたシワや瘡蓋の痕
- ・鞣しや染色の過程で生じる色ムラや色飛び
これらは不良ではなく、本革の証であり、ひとつひとつが自然からの刻印です。
同じものが二つとない、その“個性”を味わえるのがヌメ革の魅力です。
■ 使うほどに変わる革の表情
はじめは少し硬く、色も明るめのヌメ革ですが、手に触れ、日光や空気にさらされるうちに、少しずつ深みを帯びた艶やかな表情に変わっていきます。
ナチュラル色の革は特に変化が大きく、時間とともに飴色に育っていく過程を楽しめます。
また、小さな傷や色ムラも、使い込むうちに馴染んで目立たなくなり、革全体が美しく一体化していきます。
■ お取り扱いの注意点
植物性タンニン鞣しの革は、水に弱いという性質があります。
濡れたまま放置するとシミができる場合がありますので、水に濡れた際は、すぐに乾いた布で軽く拭き取り、風通しのよい場所で陰干ししてください。
ヌメ革は、工業製品のように均一ではありません。
しかし、その“ばらつき”こそが、自然素材の証であり、使うほどに愛着が増していく最大の魅力です。
しかし、一方でそのばらつきが気になる方もいらっしゃいます。
ヌメ革の特性をよくご理解の上、ご購入を検討いただければ幸いです。
K’s Cuoioでは、革一枚一枚の表情を活かし、使う方の日常に寄り添うようなレザーアイテムを心を込めてお作りしています。
お手元に届いた革の個性を、どうぞ世界にひとつだけの味わいとしてお楽しみください。
ご質問など、お気軽にお問い合わせをいただければ幸いです。お問い合わせはこちらから。
よろしくお願いいたします。
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